*

【洒落怖】突堤の女

公開日: : 恐怖・怪奇

友人の話。

深夜、
漁港の突堤で釣りをしていた時のことだ。

普段なら同好の志が五、六名はいるものなのだが、
その夜は彼一人だけだったらしい。

「独り占め、独り占め」

そうポジティブなことを考えながら竿を振っていると、
どこからか声が聞こえてきた。

女性の泣き声のようだ。

突堤の端を見やると、
何やら白い影が蹲っている。

しゃがみ込んで、
両手に顔を埋めていた。

続きを読む

参照元:http://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E7%AA%81%E5%A0%A4%E3%81%AE%E5%A5%B3.html
参照日:2020年8月6日 木曜日

関連記事

no image

【洒落怖】とある旅館の取材

自分が一時期テレビ局に勤めてたときの話。その時はオカルトやらの全盛期で、自分のいた局も例に漏れずそう

記事を読む

no image

【洒落怖】おっきいヘビ

俺が小さい頃の話。母が言うには、俺が三才の時の出来事だそうだ。少しずつ話せるようになって、まだ嘘もつ

記事を読む

no image

【洒落怖】深夜のカラオケバイト

10年前、学生でカラオケバイトしてた頃の事。俺は稼ぎたかったので、0時から閉店の6時までの深夜勤務に

記事を読む

no image

【洒落怖】玄関に生首

昔住んでいた市営団地で不思議な事が多くありました。引っ越した時玄関左上に木で出来たケースに入ってるお

記事を読む

no image

【洒落怖】ホームレスのおばさん

大学生の頃、警備員のバイトをしていたんだが、ある冬にスーパーの夜間の巡回警備を任された。巡回警備なん

記事を読む

no image

【洒落怖】異常な量の祭壇

俺が小学5年の夏、弟と山に虫取りに行った時の話。その山はそこそこカブトとかクワガタとかいろいろ取れる

記事を読む

no image

【洒落怖】地下の一室

各国を旅していた時の話とある国の奥地普通では行っては行けない場所、寄れない場所降りてから少しばかり歩

記事を読む

no image

【洒落怖】蛇神様

嫁と出会う前の話。嫁はバスで職場に通っていたんだが、いつも気持ち悪くなるポイントがあるらしく、運転手

記事を読む

no image

【洒落怖】わかんない

中部地方の山あいにある自動車免許の合宿に行ったんだよね。合宿生活が始まって、一週間くらい経ったある日

記事を読む

no image

【洒落怖】片方の袖

母は若い頃和裁をやっていました。私が通学していた中学校は、なぜか秋の体育祭の時に女子が浴衣を着て地元

記事を読む

【切ない心霊】アパートが普段より一回り大きい

12/04/02俺が中学の時に隣の同級生の父ちゃんから聞いた話。その父

【時空のミステリー】え、周りの時間が止まった・・・

09/09/26未来技術板の「他の歴史世界から来たと自称する男に会いま

【怖い】家の近くで貨物列車が緊急停止した直後に車で通りかかった。なんか様子がおかしい…

102:08/12/22JR緊急停車するも被害確認されず(2008年1

【田舎の怪談】田んぼの神様

06/04/24オレは学生なのにいつも深夜3時ぐらいまで2chをして、

【恐怖】首を吊ったじいさんが、ぶら下がって見下ろしてた

10/01/01もうかれこれ10年前の話。まだ自分は9歳だった。諸事情

→もっと見る

  • スピリチュアル
PAGE TOP ↑