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【洒落怖】見慣れない姿の人

公開日: : 恐怖・怪奇

そこは横浜の有名な繁華街に程近く、
朝に手配師に拾われなかったアブレや、
追われて行き場を失った人達がひっそり生活している街。

タバコのばら売り、靴の片売り、中古の足袋や軍手、
ワンカップを買うと沢庵の尻尾が付いてきたり、
煮込みには何が入ってるか分からない。

毎年冬場には無念の想いで亡くなる人も多く、
地元の人は避けて通るような所だ。

自分は当時勤めていた会社や人間関係に嫌気がさし、
いつしかこの街に通うようになってしまった。

そんな人達に混じりテレビを観ながら街頭賭博をしてた頃、
背後に見慣れない姿の人が立っていた。

僧侶である。

衣はボロボロで垢だらけ、素足に長い錫杖、
首には大きな木製の数珠が掛けられていた。

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参照元:https://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E8%A6%8B%E6%85%A3%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A7%BF%E3%81%AE%E4%BA%BA.html
参照日:2021年8月5日 木曜日

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