*

【洒落怖】イビナ

公開日: : 恐怖・怪奇

田舎に祖母の家があり、
幼い私は夏休みなので母親とそこへ遊びに行っていた。

うとうとしていた私がふと目を覚ますと、
母親が皿を片手に目の前に立っていた。

母は無表情で皿を差し出して、

「白菜を甘く煮たやつ(当時の私の好物だった)だよ」

と言う。

でも皿の上のはどう見ても白菜じゃなくて、
見たことのない野菜。

それにしつけに厳しい母親が、
ご飯時でもないのにご飯を食べさせるなんておかしい。

続きを読む

参照元:http://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%8A.html
参照日:2019年11月23日 土曜日

関連記事

no image

【洒落怖】異物混入

うちの母のこと。うちの母は私が子供の頃に薬を嫌がって飲まないからって、ジュースにこっそり混ぜたり食べ

記事を読む

no image

【洒落怖】もや

16年前、100円のアーケードゲームが主流の中で、10円でゲームができる駄菓子屋があった。駄菓子屋の

記事を読む

no image

【洒落怖】灯台守

むかし読んだ本に紹介されていた話です。時代は20世紀の初頭、場所はアメリカの東海岸北部のある町(ニュ

記事を読む

no image

【洒落怖】神社が二つ

小学生の頃に体験した出来事。あれはたぶんマジモンの心霊現象だったと思う。当時小学生の俺はボーイスカウ

記事を読む

no image

【洒落怖】捨てられた箪笥

ある日、買い物に行く最中、何気に粗大ゴミ置き場を見ると箪笥が置いてあった。今の安普請な感じな作りの物

記事を読む

no image

【洒落怖】蔵の秘密

俺がまだ小学生だった頃の話なんだけど実家がすごい金持ちだったんだよちょっと山の奥の方の涼しい場所に別

記事を読む

no image

【洒落怖】町の名物お兄さん

小さな田舎町での話。たぶんつまんない話だと思うけど。20台前半くらいだったと思うが、少し頭の弱い(知

記事を読む

no image

【洒落怖】時間を跳んだ

昔何度か時間を跳んだ事がある。ある夏の日、その日の昼までに仕上げて神社に納品しないといけない絵があっ

記事を読む

no image

【洒落怖】普段行かない漁場

仕事先で聞いた話。そのお婆さんは若い頃海女をしていたそうだ。世の中好景気で、年の若い海女もびっくりす

記事を読む

no image

【洒落怖】暗い田んぼ

親戚みんなから気味悪がられてる孤独な人(以下Aさん)がいて、俺は中学生の時分そのAさんが好きで、よく

記事を読む

  • スピリチュアル
PAGE TOP ↑