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【洒落怖】お盆のお参り

公開日: : 恐怖・怪奇

お盆に不思議なことがありました。

なにかうまい説明のつく方は
お教え願えると幸いです。

家族・親戚は、
今でも首をひねっています。

"ちーん"という仏間の鐘の音で、
隣の応接間で昼寝していた私は眼を覚ましました。

「お茶でもどうぞ」(母の声)

「次にまわるところもありますので、これで…」

…話を聞いていると、
どうも盆のお参りのお客様のようです。

「お父さん、お帰りですよ」

と玄関から母の声。

居間にいた父が出てくる気配がします。

この後、わが家は大騒ぎになります。

そのお客人
(父母によると古風な身なりの70歳前後の老夫婦風だったそうです)、
誰一人心当たりがないのです。

母の話では、洗濯物を取り込み、
仏間に置いてあるアイロンを取りにいこうとしたところ、
仏壇の前に老夫妻。

てっきり、
父の関係(わが家の仏壇には、父方の祖父母と母方の祖母を祀っています)
だと思ったそうです。

玄関で見送った父も同様、
てっきり母の関係と思い、
初対面だったので

「今のは誰?」(父)
→「え~??」(母)
→「え~??」(父母)

真っ先に考えたことは、
香典泥棒じゃないかということです。

そもそもご両人を玄関で出迎えた者は誰もおりません。

勝手に入ってきたとしか考えられないのです。
(その時、仏壇には線香代の類はなかったため、実害は生じていません)

それにしても、真昼間(2時ごろです)、
家人がいる家に入ってくるんだから、
鴛泥棒だとしても、相当のプロに違いない…
なんてところで話は落ち着きかけてました。

ところが話は急展開。

30分ほどして、
同じ市内に住む母の妹(祖母の次女)から電話がかかってきました。

『お姉さん、たった今、
フサ婆ちゃんの知り合いっていう人がお参りに来られてね。
で、婆ちゃんのお位牌は姉が祀ってますって、
そっちの住所お教えしたから、もうすぐそっちに…』

「誰?」(母)

『お二人で来られたんだけど、
聞いても、ちょっとした知り合いですからって…』

さらに、
次女の電話から10分も経たぬ間に、
今度は三女から電話がかかってきたのです。

次女の話とそっくりの内容でした。

さあ、その晩は大変でした。

久しぶりに祖母の三人娘がわが家に勢揃い。

あ~でもないこ~でもないと、
ひとしきり盛り上がっていました。

最後に、
このときの話を総合して、
要点と思われるところを列挙しておきます。

●次女と三女が会ったご夫妻は、
ほぼ確実に、わが家にやって来た老夫婦と同一人物です。
年恰好がぴったり一致しているのです。

●「幽霊?」というのも、
なかなか納得できないそうです。
あまりに普通というかリアルで、
とてもあの世の人とは思えないそうです。
(この点は父もうなずく)

●本当に祖母の知人だったとしても、
合点のいかないところがあります。
最後にわが家にたどり着いたというのであれば、
まだ話の辻褄も合いますが、
このご夫妻、長女→次女→三女の順で辿っておられるようです。

●加えて、どうしても説明がつかないことがあります。
電話の時間を考えると、
ご夫妻が次女の家を出て三女の家に着くまでに10分程度しかかかっていません。
両家の距離を考えると、制限速度の倍くらいで爆走しなければ無理なのです。
ですが、両家をつなぐは旧国道三号線。
お盆の時期になると、志賀島(リゾート地)に向かう車で、
朝から晩まで途切れることのない大渋滞なのです。

参照元:http://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E3%81%8A%E7%9B%86%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8F%82%E3%82%8A.html
参照日:2020年6月22日 月曜日

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