*

【洒落怖】感性の違い

公開日: : 恐怖・怪奇

「あのさ、
ただであげるからこのチケット、
要らないか」

映画マニアである父の友人は気さくな口調でそう笑い、
俺の手にとある名画座のチケットを握らせた。

「え、いいんですか。何の映画?」

「ああ、アンドレイ・タルコフスキーってソ連の監督が昔撮った作品。
君は若いからちょっと退屈するかもなあ。
だけど、それでもまあ話の種にはなる思うよ」

翌日そのチケットを胸ポケットに忍ばせて、
俺は早速夕暮れの街に踏み出した。

街外れにその名画座はある。

続きを読む

参照元:http://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E6%84%9F%E6%80%A7%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84.html
参照日:2020年8月11日 火曜日

関連記事

no image

【洒落怖】好きだと言ってくれた人

私のことを好きだと言ってくれた人が何人か亡くなってる。中学の時の同級生→20歳くらいで首つり自殺。そ

記事を読む

no image

【洒落怖】ドン突きの壁

子供の時の記憶で、いい年になった今もわからないことがある。場所は母方の祖父母の家で、建物が古い和風建

記事を読む

no image

【洒落怖】新聞屋さん

小学生の頃風邪を引いて学校を休んだのね。両親は仕事にいった。まだ朝だったか薬を飲んで2階の自室のベッ

記事を読む

no image

【洒落怖】小さな巾着袋

これは俺が小学6年生の時の話です。両親が共働きの為、毎年夏休みの間は田舎の祖父母宅にあずけられてた。

記事を読む

no image

【洒落怖】ネコ屋敷注意!

10年くらい前、私が害虫駆除の営業をしていた頃の怖い体験です。その日に伺う予定だったお宅は、以前にウ

記事を読む

no image

【洒落怖】友人が住んでいるアパート

友人が住んでいるアパートの話です。長い期間に渡り散発的に発生している事なので、箇条書きでまとめてみま

記事を読む

no image

【洒落怖】林の中にある病院

これ、北海道でわりと有名な話。湧別にある廃墟の村、そこにまだある廃墟の病院。その病院は、他に何もない

記事を読む

no image

【洒落怖】母親の証言

小学1年の時の話。母親が学校の吹奏楽の顧問をやっていた。部活のお遊びの合宿に、俺も連れられて行った。

記事を読む

no image

【洒落怖】臨時増発電車

こないだ友人から電話があったんだ。なんでも仕事で遅くなって終電近くなっての帰宅中だったそうだ。そいつ

記事を読む

no image

【洒落怖】先祖の加護

もういつの事か忘れるくらい昔なんだが、自分、母方の墓がある寺の住職さんから「不思議なくらい先祖が非常

記事を読む

【闇が深い】昔話に出てくる「カッパ」って、もしかしてコレの事なんじゃ・・・

24/05/02聞いたばかりの話だし、現物は自分は見てないので、まぁ昔

【田舎の怖い話】山奥の古い家で『巨大な顔』があった

15/08/22子供の頃、母の実家に泊まった時の話。広い仏間で家族で寝

【恐怖】呪い代行のバイトをした人間、最終的にこうなる→

10/07/18私は2年前まで「呪詛(じゅそ)代行」のアルバイトをして

【千葉のヤバい物件】この船橋のアパート、ガチでヤバいんだが・・・

09/05/08彼女との同棲を始めることにしたので、不動産屋に紹介して

【※ゾッ】『原因不明の航空事故』そのうちの1つがこれかもしれない・・・

11/07/04おれのおじさんはリゾート地で観光客向けのセスナのパイロ

→もっと見る

  • スピリチュアル
PAGE TOP ↑