【洒落怖】おばあさんとパピヨン犬
公開日：
:
恐怖・怪奇
厨房のころから私学に通いだした俺は、
いつも電車で通学していた。
家から最寄の駅に行くとき、
駅の駐輪場で毎日、
白と黒のパピヨン犬を、
まるで赤ん坊のように抱きかかえたおばあさんに出くわす。
最初の頃は、
あの人毎日ここに来てるんだなぁとしか思っていたなかったが、
どちらの方から言い出したのか忘れたが、
次第に互いに挨拶するようになった。
で、エスカレーター式の学校だったので、
高校も同じ所に通うようになった。
大学も自宅から通える所の大学に進学し、
就職も自宅から通った。
続きを読む
参照元：https://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%94%E3%83%A8%E3%83%B3%E7%8A%AC.html
参照日：2021年4月9日 金曜日
関連記事
-
-
【洒落怖】憑いてる黒い影
以前、学校の先生をしていた頃の話です。ある時、生徒が「先生、右肩痛くない？」と聞いてきたんだ。たしか
-
-
【洒落怖】鬼になった女
これから話すのは友人からの伝聞だ。まるで見たかのように話す所もあるが勘弁してもらいたい。今のようにジ
-
-
【洒落怖】道北の山の中の小さな村
札幌にて母が妹を出産するために、当時7歳だった俺は道北にある母方の実家に預けられていた。祖父母宅では
-
-
【洒落怖】何がしたいのか
８月に自分が体験した話です。平日の午前、自分は仕事が休み、家族は外出してたので家に一人でした。本を読
-
-
【洒落怖】展望台に登る道
20年程前の話。夜中に彼女と峠道をドライブ。で、大きめの駐車場があったから立ち寄ったのね。駐車場には
- PREV
- 日本の神道と仏教の関係性が興味深い
- NEXT
- 土佐の国の呪術師に伝わる伝説。『呪詛（すそ）の祭文』
