【洒落怖】思い出
公開日：
:
恐怖・怪奇
小さい頃、親父は俺が嫌いだった。
物心ついてから小学生の中学年くらいまでは、
良い思い出なんて一つもない。
俺に対して口を開けば嫌味や暴言ばかりで、
「お前みたいなカスが俺の子供であるはずがない」
が口癖。
友達を作る権利なんてないと言われ、
友達を作る事も遊ぶことも禁止。
食事中何か零したり一言でも口を開けば、
線香の火を押し付けられベルトで叩かれる。
親父の笑顔なんて一度も見たこと無かったし、
連休や休日家族で出かけたり一緒に写真を撮ったこともないし、
学校の行事にも一度だって来てくれた事はなかった。
続きを読む
参照元：https://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA.html
参照日：2021年7月12日 月曜日
関連記事
-
-
【洒落怖】視える歯科医院の奥さん
勤めていた歯科医院の奥さんもかなり視える人だった。やっぱり「視たくない物が視えるのは辛い」と一度だけ
-
-
【洒落怖】海での夜釣り
弟の体験。だいぶ昔のことになる。そのころ小学校低学年だった弟は、父に連れられて夜釣りに行った。切り立
-
-
【洒落怖】ポテロング
仕事帰りにマクドナルドで本を読んでから帰ってきたんだけど、帰る途中でたばこ切らしてることに気づいた。
-
-
【洒落怖】繰り返す昨日
小6の時の話。一番仲の良かった子が転校することを自分に隠してた事でケンカしてしまった。結局仲直り出来
-
-
【洒落怖】高校冬山キャンプ
高校冬山キャンプ。夜中トイレに行こうとテントの外に出る。月明りがきれいな夜。ふと遠くを見ると4人グル
-
-
【洒落怖】正体がわからないギャル
この間とても不思議な……怖いような……なんとも言えない体験をしました。僕は大学の友人から都内下町のあ
-
-
【洒落怖】神様は見ている
子供のときの話だから真偽はわからんが。おれはガキの頃、婆ちゃんの実家の田舎に住んでいた。俺は婆ちゃん
-
-
【洒落怖】蛇（カガ）さまのお迎え
医者だった祖父が、とある山中の無医村に赴任したときの話。祖父と祖母の家に預けられる形で、当時６歳の俺
