*

【洒落怖】帰る

公開日: : 恐怖・怪奇

俺のじいちゃんは漁師だった。

10歳の時から船に乗り、
家族の反対を押し切って
80歳まで現役を続けた生粋の海の男だ。

これはそんなじいちゃんから聞いた話だ。

夜に沖へ船を出していると、
奇妙な事象に出くわすのは
そう珍しくもない事なのだそうだ。

霊と思しきものや人魂のようなものばかりではなく、
もっと謎めいたものも多く見たという。

それらは恐らく神や妖怪に分類されるものと思われるが、
そういったものについてじいちゃんは多くを語らなかった。

続きを読む

参照元:http://sharekowa.biz/archives/%E3%80%90%E6%B4%92%E8%90%BD%E6%80%96%E3%80%91%E5%B8%B0%E3%82%8B.html
参照日:2020年8月8日 土曜日

関連記事

no image

【洒落怖】チガヤ

私が7年前に故郷で体験し、東京に逃げてきた後もずっと続いている話。私の生まれ育った集落は、人口100

記事を読む

no image

【洒落怖】蝋燭を持った老婆

小学校で教員やってたとき、そこの先輩が話してくれた話です。その先輩は50くらいですが、たくましい体の

記事を読む

no image

【洒落怖】おこんばんわぁ

友人が夜道を歩いていた時、お面が落ちていたそうな。縁日とかあったっけと思いながら脇に避けて歩き続けた

記事を読む

no image

【洒落怖】とある家系の人間に執着

関西圏の田舎の村の出来事。少しフェイク入れてます。とある山間部の集落に転勤になったAさん(うちの親戚

記事を読む

no image

【洒落怖】壊れていたはずの物

昔からちょこちょこあることなんだけど、壊れていたはずの物がいつの間にか直ってることがよくある。傘だっ

記事を読む

no image

【洒落怖】落とし穴

俺の祖父さんの家に行ったときに聞いた話。俺の祖父さんが子供の頃は地方の田舎、それも結構山奥に住んでい

記事を読む

no image

【洒落怖】かざす

深夜のことなんですが、猫の餌が切れたのでコンビニに買いに行きました。原付2分、チャリンコ5分の距離で

記事を読む

no image

【洒落怖】覗き穴

大学生の男は古いアパートで一人暮らしをしていた。男の部屋の壁には、小さな穴が開いており、そこから隣の

記事を読む

no image

【洒落怖】はじめてのお参り

説明のつかないほんのりと不思議な事というのを、思えば子供の頃から時々経験していたんですが、1年ほど前

記事を読む

no image

【洒落怖】引っ越し屋の梱包ネット

姉貴から聞いた話。旦那の転勤で、住んでた社宅を引き払い、翌日新任地の社宅(アパート)へ行った。部屋で

記事を読む

  • スピリチュアル
PAGE TOP ↑